前立腺がんの症状・原因と治療法

急増している?前立腺がん

急増している?前立腺がん 前立腺肥大症と同じように、前立腺がんも年齢が高くなるにつれて、増えてくる病気です。また、前立腺がんは、もともと欧米人に多い病気ですが、日本でも生活が豊かになり、高齢化の進展とあいまって、患者数が急増しています。厚生労働省の統計によると、1975年には前立腺がんによる死亡者数は年間1000人強でしたが、1993年には4000人以上、2002年には8000人以上と、急激な勢いで増えています。現在、日本での患者数は100万人以上いるといわれ、50歳以上の男性の約300人に1人がかかっています。

前立腺がんが増えている理由

前立腺がんは高齢者に多く、他の疾患でなくなった患者さんの前立腺を調べたときに、50歳以上の患者でがんが20%みつかったという話もあります。欧米人に多く発症することから、高脂肪、高たんぱくの欧米型の食生活が影響しているともいわれていますが、はっきりした因果関係はわかっていません。

尿意切迫感

前立腺肥大症との違い

前立腺肥大症との違い前立腺がんと前立腺肥大症は、前立腺の中で発症する場所が異なるまったく違った病気です。前立腺がんは前立腺の外腺(外側の組織)に、前立腺肥大症は内腺(内側の組織)にできる病気なので、前立腺肥大症から前立腺がんに進展するということは、まずありません。ただし、2つの病気が同時に起こる場合もあるため、前立腺肥大症があるから、自分は前立腺がんにはならないと考えるのは間違いです。それぞれ別にかかる可能性のある病気として、気になる症状があった場合には、早めに泌尿器科を受診し、前立腺がんのチェックもついでに受けておきましょう。

前立腺がんの早期発見と予防

前立腺がんの早期発見のために ○ 前立腺がんの早期発見のために
前立腺がんは初期には自覚症状があらわれにくく、症状を自覚したときには、すでにがんが進行している場合が多いものです。そのため、自覚症状に頼らず、検査を受けることが必要です。前立腺がんの早期発見に有効なのは、血液検査で血液中のPSA(前立腺特異抗原)量を測定することです。この値が一定のレベルを超えると、高い確率で前立腺がんの可能性があります。会社などの健康診断の項目に含まれている場合もありますが、50歳をすぎたら年に一度、内科や泌尿器科にかかった時に、PSAの値も調べてもらうといいでしょう。

○ 前立腺がんの予防とは?
前立腺がんの原因として、遺伝的な要因や、生活習慣などいくつかのことが指摘されていますが、はっきりとした因果関係はわかっていません。したがって、前立腺がんの予防のために有効なことを具体的にあげることはできないのです。ただし、簡単な血液検査で早期発見が可能な病気なので、まず早く見つけて早く治療を開始する、これが最大の予防法といえるでしょう。

前立腺がんの早期発見のために ◆ 前立腺がんの種類
前立腺がんの分類方法はいくつかありますが、WHOの提唱によれば、「高分化型腺がん」「中分化型腺がん」「低分化型腺がん」の3種類に分類されます。
「高分化型腺がん」は、正常な前立腺の細胞に近い、おとなしいタイプのものです。
「中分化型腺がん」は、悪性度が中程度の前立腺がんをさします。
「低分化型腺がん」は、最も悪性度が高く、正常細胞とは大きく異なるがんです。

また、前立腺がんの進行期は4つの段階に分類されています。

「病期A」 前立腺内のごく小さながんで、他の手術で摘出された組織から偶然発見されたもの。
「病期B」 前立腺内にとどまっているがん。
「病期C」 前立腺の被膜をこえて広がっていたり、精のうに浸潤しているがん。
「病期D」 骨やリンパ節、遠隔臓器への明らかな転移がある進行がん。

診断と治療

血液検査で、血液中のPSA(前立腺特異抗原)をはかります。最近は健康診断などでPSAを測ることも増えてきました。前立腺がんがあると、PSAは高値となります。PSAが高いときには、エコー検査や前立腺の組織をとる生検(バイオプシー) を行い、前立腺がんが疑われたときは、CT、MRI骨シンチグラフィーなどの検査に進みます。

治療には内分泌療法、手術療法、放射線療法などがあります。

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