過活動膀胱(OAB)の精密検査

排尿に関係する症状があっても、「年だから仕方がない」「恥ずかしい」などの理由で病院・医院へ行って診断や治療を受けることなく、がまんしたまま不便でゆううつな生活を続けている人も多いようです。排尿の症状は、きちんと診断を受けて治療すれば改善できます。また早めの治療で症状の悪化を防ぐこともできます。お悩みの方は、ぜひ、早めに医療機関の受診し、適切な治療を受けることをおすすめいたします。
ここでは、前立腺肥大症、過活動膀胱、前立腺がんを中心に、泌尿器科での診断や治療についてご紹介します。

もう少し詳しく調べる検査
【男性の場合】

簡単な検査で診断がつかない場合、もう少し詳しく調べる検査をすることもあります。

1)直腸内指診
直腸内指診 医師が肛門から指を入れ、直腸壁から前立腺を触れて、状態をチェックする検査です。肛門に指を入れられるというと抵抗感があるかもしれませんが、必要な検査です。検査時には口からゆっくり息をはくようにすると、無理な力が抜けて痛みもなく検査が受けられます。

2)膀胱内圧測定
尿道からカテーテル(細い管)を入れ、膀胱に水を入れて排尿してもらいます。膀胱の伸び縮みが正常に行われるかどうかの検査です。

3)尿流量測定(ウロフロメトリー)
測定装置のついたトイレに排尿をしてもらいます。1回の排尿にかかる時間、尿の量、尿の勢い、排尿のパターンなどがわかります。

尿流量測定尿流曲線

4)膀胱尿道鏡検査
内視鏡を尿道から膀胱に入れ、膀胱や尿道の内部の様子を観察する検査です。

5)X線検査(尿路造影)
X線検査造影剤を静脈に注射して、膀胱や尿道の状態をX線で撮影します。造影剤が尿として排泄されるまでの様子がわかります。

6)前立腺生検
直腸から前立腺に針を刺し、少量の組織を採取して調べる検査で、前立腺がんの疑いが高い場合に行います。針を刺されると聞くと、怖い感じがするかもしれませんが、多くの人は痛みはあまり感じません。

7)経直腸エコー検査
経直腸エコー検査 肛門からプローブを入れて超音波を当てて前立腺を見る検査が行われることがあります。肛門からプローブを挿入するので、多少の痛みや不快感がありますが、直腸内指診と同じようにリラックスして受ければ、痛みは少なくなります。

8)生検(バイオプシー)
生検 前立腺がんかどうかを最終的に判断するために、前立腺に針を刺して、少量の組織を採って、がんがあるか観察します。

9)CT・MRI
骨シンチグラフィーがんの有無や広がり、転移を調べるために行います。CTはX線で、MRI(磁気共鳴映像法)は磁気を使ってからだの断面を撮影する検査です。

10)骨シンチグラフィー
がんの骨への転移をチェックする検査です。特殊な放射性物質を注射して、放射線をとらえるカメラで撮影します。前立腺がんは骨転移を起こしやすいので、その有無を調べるために使われます。

過活動膀胱『カンタン120秒解説』Webムービー

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